要求仕様分析と工事価格
要求仕様は、部屋数、地下室の有無、駐車場の大きさとわかりやすい視点で分類。それに、設計見積による工事価格、全体の事業費の視点と空間特性の視点を加えてマトリクスを作成している。最終判断の指針となる。
7つの案のうちから設計分析1の段階で、自遊空間光庭案(sch6)、スキップフロア地下案(sch9)、ロフト子供室案(sch10)の三つに絞られていた。そこで、設計見積による工事価格を推定し、要求仕様分析の他に工事費の視点も加え、各案の分析を行った。この分析の結果が、建築主側(奥さんとご主人共に)に尊重され、最終案が決定された。
要求仕様は、部屋数、地下室の有無、駐車場の大きさとわかりやすい視点で分類。それに、設計見積による工事価格、全体の事業費の視点と空間特性の視点を加えてマトリクスを作成している。最終判断の指針となる。
はじめて3D設計(BIM設計)による設計見積を行った物件である。当初は手計算で複合単価(床壁天井等の要素ごとに工事種別の単価を複合した合成単価をあらかじめ計算し、それに床壁天井等の要素の面積を手計算し、算定する)にて作成した。しかし、3D設計(BIM設計)にも慣れ、基本設計レベルでの設計見積手法をはじめて、開発導入する。しかしながら、小規模住宅での単価設定は、公表されている設計見積資料とのスケールメリットによる誤差も大きく、実行呼格との差は30%にもなり、
成功したとは言いがたい(その後、単価評価については、経験と研究により相当程度近い値が得られている)。しかしながら、計画各案と工事価格の価格規模傾向に違いはなく、十分有効だったといえる。
また、工事価格だけでなく、設計費用、ボウリング等調査費用、什器備品費、各種申請費、祭礼費用、予備費、引越し費用を含めた事業予算(総工費)も見積り、参考としている。全体の予算が把握できるのは重宝らしい。
レイアウト、動画・画像が、画面幅にパラメトリックに変化。のはずが・・修正完了。各ディバイスで見やすくなりました。2014.11.5
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