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北東外観
模型写真・microstation BIM設計・東京都江戸川区
建築住宅の設計に使われる模型は、リアルに現実を再現するより、空間・立体の構成を確認する目的で作られることも多い。空間・立体の構成は、図面で、平面で思考しても考えの及ばない点を、確認するのに有効である。
この場合は、身近なダンボールという材料により、床と壁により、作り出される空間の構成を考えることを目的としている。特に、この場合は、スキップフロアで複雑な空間の繋がりをしているため、立体で確認することが有効である。このアングルから、ダンボール板による床が、ずれながら重なり、スキップフロアが外観をリズムカルにしているのがわかるであろう。
ただ、このコンセプトモデルとも言える建築模型は一般の方々には理解しにくいかもしれない。建築家は、このような模型を通し、空間の構成、空間のシークエンス(人の移動による空間の展開)、光の反射、通風、構造と設備、材料のなどに思いをめぐらし、現実の空間・建築を構想してゆく。
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