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ユニバーサル空間案その2のスケッチ
音楽ホール体育館展示複合建築・白石市
建築ドローイング作品
実施された計画は、前のユニバーサル空間化の考えを元に、堀池氏の都市文脈上のリニアなデザインを導入されて形で決定した。しかし、私は、音楽ホールと体育館を、さらに一体化、ユニバーサル化し、かつ、迅速な可変対応により展示・メッセ・集会・イベント対応に転換できる案を、提案している。少ない人員で、可変性により稼働率を上げることは、地方の公共施設・箱もの施設にとっても必要なことであると思っている。たとえば、アメリカのアリーナ施設は、アイスホッケーのプロリーグの後、リンクの上に、ポータブルフロアを引き並べ、バスケットのプロリーグの試合をするなど涙ぐましい努力をしているのだ。このスケッチは、実施には至らなかったが、その一体化と可変性を追及した私の最終案である。今でも、よりコンセプトに忠実で、いい案だと思っている。
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ドローイング:高橋寛