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掲載誌・記事紹介…2.日経アーキテクチャー新技術邪魔にならない防火シャッター

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掲載誌 日経アーキテクチャー1997.11.3/新技術 邪魔にならない防火シャッター|音楽ホール体育館展示複合建築・白石市
掲載誌 日経アーキテクチャー1997.11.3/新技術 邪魔にならない防火シャッター
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掲載誌の記事紹介

この建物の特徴のひとつは、新技術がふんだんに取り入れられていることです。大きな組織でないアトリエ系といわれる事務所は、技術にはルーズで、デザインで勝負という傾向にあります。しかし、この作品では、様々な新技術にチャレンジしているという点においては、アトリエ系の作品にとっては、特異な存在ではないかと、主任設計者として自負しております。この「邪魔にならない防火シャッター」によって、初めて、一体的な大空間が現実化し、この設計のハイライトをなす技術であるといえます。

これは、工事契約後、大林組の協力を得て、工事期間中に大臣認定と設計変更を行うという、担当主任設計者泣かせの、裏技的スケジュールで行われています。設計時には、通常の建築基準法に沿い、非現実的ともいえる防火シャッターにて確認申請を通過させ、工事契約も行われました。ただし、放水銃による大臣認定を取得すれば予算的にも時術的にも、防火シャッターの無い一体空間の現実性は十分あるとの見通しの上です。また、このような大規模で特殊な建築技術は、大手ゼネコンの技術力・組織力に負っている日本の現状、また、設計に、特殊技術の設計ができるほどの、欧米のように十分な設計料金が担保されていない日本の現状で、このような戦略をとらざる得なかったのです。

とりもなおさず、大林組の設計部・技術研究所も含めた、協力によって、放水銃ではない、この「邪魔にならない防火シャッター」によって、防火シャッターだらけの無残な建築にならずに、透明感のある一体の大空間建築が実現したのでした。日本のアトリエ系事務所でも、新技術を応用した、新しい建築も十分可能であるという事を、十分実証できたと考えています。

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スマホ、iPadに対応、Naviを修正。

レイアウト、動画・画像が、画面幅にパラメトリックに変化。のはずが・・修正完了。各ディバイスで見やすくなりました。2014.11.5

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