「オープンブック(原価公開)による契約価格」の種目構成
「オープンブック(原価公開)による契約」では、従来の少なすぎる諸経費に比べ、諸経費を正当に評価する必要があります。というのも、諸経費には、以下の内容・費用が含まれているからです。
- 利益
- 本社経費
- 設計費(設計工事一括請負の場合)
- 現場管理費
その上で、3D・BIM設計による高度な設計によって、リスクをコントロールできた分、工事契約時のは、このリスク費を契約の外にはずすのが、「3D・BIM設計によるオープンブック(原価公開)による契約」の基本的考え方です。これによって、コストダウンが可能となります。従来と違うのは、
- 従来の過剰な施工者リスク費を削ぐことによるコストダウン
- アカウンタビリティーの確保
- 透明性
- デューデリジェンス
を、一挙に実現することです。この「施工者リスク費を削ぐ」考え方は、アメリカでPMが発達した、最も主要な要因です。