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東京都江戸川区・microstation BIM設計
事務所店舗兼用住宅である。家族は夫婦と子供3人で、新築後祖母の同居を予定している。規模も大きく仕様も吟味した高級住宅を志向している。主題は「ホームパーティーの出来る中庭」と「和」。すべての部屋が「中庭」を中心に諸室が配置されている。格子は、建築主の「和」のテーストを取り込むための装置である。実施設計を終了し、指定業者2社の工事見積も終了し、さらには確認申請の審査が終了した後、突然、中止となる。なんとも残念な計画。
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実施設計図の基本図A3-6枚(PDF-786KB)
設計プロセス…間取り集
直下の2つの案は、光庭案を基本に、3台収容の駐車場を確保するため、敷地北側に縦列駐車場を確保した案である。結局この2案は破棄された。駐車場は南側に移動され上の最終案に至る。
また、この計画は、設計の大幅短縮がまとめられた上、オーナー側の意向を最大限取り入れ、検討するため、下記の案が計画された。住宅としては、大型物件であるが、最終的には、設計開始から、4ヶ月で、2社の工事見積と、確認申請の認可を取っている。
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予算節約のため、既存の紙保管倉庫躯体を利用する計画。
紙倉庫用の頑強な基礎と鉄骨の構造体(躯体)を残し、金属の外装材で包み込み、屋根、壁の必用な部分に開口を設ける。その中に、入れ子状に、木造の部屋を入れ込む。性格の異なる庭とそこに射し込む光が、この住宅のテーマだ。
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建築家による提案の始まり...共通のコンセプト「中庭」
最初に私から提案した2案。提案した、共通のコンセプト「中庭」に対し、2つの回答が用意された。「中庭」の提案は、周辺環境を考慮したものである。敷地の周囲を、倉庫と大型駐車場に囲まれ、かつ、その周辺も、金属処分業、自動車解体業など、閑静な住宅環境とは言えない。さらに、大規模公園予定地域で、建蔽率50%と制限されている。この状況下、「中庭」は、敷地内の空地の有効利用と、住まいのための静かな外部環境を取り入れるものとして提案されている。
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中央に取られたゆとりのある中庭。
それを螺旋状に回廊が廻り、部屋が取り付く。
回廊は、あたかも無限に繋がるがごとき。
その中心には中庭だ。
無限に変化する光景、時に雨が降り、風が舞う。
しかし、光降り注ぐ中庭は、無限にこの家の中心となる。
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