「市原市水と彫刻の丘」リノベーション設計プロポーザル
分析1.
要求条件
- 展示スペース(大・小)・多目的ホールの要求条件
- 企画展の可能性
- 市原ゆかりの作家展
- 公募展の開催
- 地域を巻き込んだ芸術祭の開催
- 若手作家の作品発表の場
- 企業、他美術館と連携した展覧会の開催
- ワークショップの開催
- アート計画
- アーティストのインスピレーションを喚起するような空間
- アーティストの提案に対応しうるフレキシビリティ
- 将来的に起こりうる作品の変更等にも対応できるようなサステナブルな建築
- 要求条件を満たす空間
- 自由な空間(無柱空間)
- 企画展の使いやすさへのフレキシビリティ
- アーティストの提案に対応しうるフレキシビリティ
- サステナブルな建築
- 十分な天井高さ
- アーティストの提案に対応しうるフレキシビリティ
- サステナブルな建築
- 「自由な(無柱)空間」「十分な天井高さ」が必須であり、その空間の実現が目的となる。
分析2.
既存建物の現状
- スパン計画が煩雑で、柱が展示空間、多目的スペースを、必要以上に分断する。
- 展示室面積に比べ、天井が低く、質の高い展示空間の確保が不可能。
分析3.
目的と手段の優先順位
- 「既存建物の現状」から、主要構造部の変更無くして、展示スペース・多目的ホールの要求条件を満足するのは不可能。
- 仮に、現実性の「手段」としての「主要構造部の変更無し」を優先した場合、「特定の芸術家に特化した施設の可能性」は開けようが、本来の「要求条件」の「質の高い展示スペース」と「市民参加・教育・さまざまな種類の企画展(「芸術文化振興」・「観光振興」・「地域振興」)」での利用は難しい。
- 本来の「要求条件」の「質の高い展示スペース」と「市民参加・教育・さまざまな種類の企画展(「芸術文化振興」・「観光振興」・「地域振興」)」を実現する「展示スペース(大・小)、多目的ホールは、無柱空間とし、十分な天井高さを確保」を「目的」とし、「手段」としての「主要構造部の変更無し」は、極力その趣旨に問うような「手法」での提案をする。
分析4.
設計課題
- 既存の建物の主要構造部には変更を加えないこと。
- 建物全体に魅力的な印象を持たせること。
- 美術品の搬出入を考慮すること。
- 芝生広場及び周辺施設との一体的な利用がのぞめる計画とすること。
- ランニングコストの軽減、削減に考慮した計画であること。
- アート計画に対応できる空間計画、設備計画であること
- 地下1階のため池は原則廃止とする。ただし、残す場合はその利用方法について提案を行うこと。
設計の提案
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「アーチ」による |
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「雲の屋根・透明な空間」そして「ランドマークに」・・。 |
この設計提案により「設計課題」が、解決される。