「市原市水と彫刻の丘」リノベーション設計プロポーザル
3.美術品展示に適した設備計画、採光計画、セキュリティ計画等の対応を図ること。
- 展示スペース(大・小)、常設展示室は個別に空調運転できるように機械室を配置している。
- 展示スペース(大・小)、常設展示室は、1フロアに配置バック通路で直接結ばれ管理が容易なように配慮。
- 展示スペース(大・小)、常設展示室は単独の部屋となるようにセキュリティに配慮。
- 天井には3mグリッドのキャットウォーク天井システムを採用し。外光調整、人工照明調整、吊り物調整をここで、手動で行う。
4.美術品の搬出入を考慮すること。
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既存のエントランスを専用搬入口とし、専用搬入ヤードを確保。
- 視覚的にも新しい入り口とは分かれている。
- 示スペース(大・小)、常設展示室はバック通路で直接結ばれ、管理が容易である。
5.芝生広場及び周辺施設との一体的な利用がのぞめる計画とすること。
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展示スペース(大・小)、エントランスホール、カフェレストランを全て芝生広場に面して配置。展示スペース(大・小)からは、芝生広場への直接の出入りも可能で、さまざまなイベントに対応できる。
- 多目的ホールも、旧水上遊歩道アプローチレベルに面しており、外部テラスをワークショップ等で利用できるであろう。
6.ランニングコストの軽減、削減に考慮した計画であること。
- 施設の部分利用可能な動線計画、設備計画とした。
- 最小部分利用想定パターン
- カフェレストランは常時単独営業可能
- エントランスホール+事務室+常設展示室
- エントランスホール+事務室+展示スペース(大)
- エントランスホール+事務室+展示スペース(小)
- エントランスホール+事務室+多目的ホール
- トップライト、及び外部開口を用い、照明電力費用を低減する。
- 展示スペース(大・小)、多目的ホールは、自然通気計画も可能な配置計画としている。
7.アート計画に対応できる空間計画、設備計画であること。
- 展示スペース(大・小)は、プランの自由度が増し、以後のアート計画との調整が容易となる。
- 既存建物の特徴である、シェル(円弧)状の壁・斜路・螺旋階段は、芸術化とのコラボレーションのアイテムとして、展示スペース(大・小)に組み込み利用。