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目に見えやすい機能
- =部屋の広さ、十分な収納、最新の設備(住宅で言えば、きれいなキッチン、広い浴室、快適な冷暖房施設)
これだけで、満足できるだろうか。満足する人もいるであろう。私にはできない。部屋の配列が使いにくかったら、また、考える。
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目に見えにくい機能
- =配置計画(平面・断面)と動線計画(効率的で目的にかなった人の動き)
動きやすくなった。でも、台風、地震に耐えられるだろうか。経年変化に耐えらるものだろうか。
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見えない機能
- =堅牢な構造・耐久性の高い仕上げ・変更に耐ええる十分な空間
これで、安心して暮らせ、長持ちもする。でも、この住宅/建築は役立つ価値のあるものなのか。この住宅/建物は私だけのものだろうか。
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経済的価値
- =投資としての価値
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社会的価値
- =景観、歴史の記憶、環境(都市・自然・地球)への配慮
これが、私の残したい住宅/建築であろうか。
残っている住宅/建築って何だろう。
茶室?広くないし、茶を立てる以外使えない。壊れやすい。細い木と竹と土と草だ。今となれば、経済的価値、社会的価値は高そうだが・・・・・それが本当の動機・思いだろうか。
何度も移築してまで残そうとする思い。残す意志。
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『美しい』という思い。
住宅/建築にとって『美しい』とは何だろうか。
意志を、呼び起こす思いは、個人を超えて、時代を超えて共有されなければならない。
住宅/建築は、人が愛しいと思うほどに、抱擁できる存在ではない。
住宅/建築は、人と対峙し、また、包含する。
人と対峙し、包含したとき、人は自らの存在を感じる。
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自らの存在を感じたとき、住宅/建築への『美しい』思いが、発せられる。
これが、私の求める住宅/建築。
自らの存在を感じさせるの要素とは、何か
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光
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構造
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空間
言い古された、主題ではあるが・・・・