回避できる工事リスク金額
発生工事リスクの「発生数(1プロジェクトのリスク発生頻度)と工事リスク発生金額」を示したのが上の図です。
3D・BIM設計の導入で、従来の2次元設計のシステム上のリスク(黄色)は、大きく解消され、発生数(1プロジェクトのリスク発生頻度)の山は大きく左に移動し、相対的に工事リスク量は、小さくなると考えられます。
技術的に回避された工事リスクの中にもまだ、
- 発注者要因(ピンク)
- 施工者要因(緑)
- 自然災害要因(社会自然の不可抗力 ) (紫)
が、存在します。しかし、上の3つの要因の回避可能な内容と方法は、以下の容易に考えれれます。
- 発注者要因(ピンク)
- 図面の不理解の回避→3D・BIM設計による
- 発注後要求の回避→3D・BIM設計・原価公開リスクはずし契約による
- 施工者要因(緑)
- 施工図作成ミス→3D・BIM設計による
- 見積落しの回避→3D・BIM設計による
- 自然災害要因(社会自然の不可抗力 ) (紫)
- 契約時対象からはずす→保険対応・発注者施工者の契約時にリスク発生時の支払明文化。
このように、多くのリスクは回避され、どうしても避けがたいのが、
- 施工者要因(緑) のうち
- 工事ミス
- 管理調整ミス
- 施工図 作成ミス
となることを、うえの『「発生数(1プロジェクトのリスク発生頻度)と工事リスク発生金額」 回避できる工事リスク金額の模式図』は示しています。