原価公開方式（オープンブック）コストダウンの条件

執行予算の明朗化をより詳しくすると下記となります。下記の項目は、今まで見積書に正当に評価・表示されてこなかったものの、実際は含まれていた費用であり、それなくしても、リスク費の余剰を削減することでコストダウンが図れるわけです。

純工事費に関しての条件

1. オープンブック・原価公開を行う
• オープンブック・原価公開のメリットは、契約図面とおりの仕様・性能の製品・工事が適正価格で執行されていることを確認できる発注者・オーナー・建築主側のメリット。適正価格とは、工事リスク費を過剰に余剰を多く含んだ価格でないこと、また、逆に手抜き工事・品質定価を強いるような不当な低価格でない価格のことです。
2. 工事リスク無し価格での契約
3. 発注者要因発生リスクは発注者負担
   • 契約に工事リスクを含んでいないため、社会的不可抗力リスク・発注者要因発生リスクは発注者負担

諸経費に関しての条件

1. 本社経費・設計費 ・現場管理費 の正当な評価と保障
2. 利益の保証
   • 今まで正当に評価されてこなかった上記の項目の正当な評価と費用負担を保証する。