3D・BIM設計の工事施工管理の省力化コストダウン

3D・BIM設計では、設計で作成した3D・BIMモデルを利用して、工事施工管理の省力化によるコストダウンも可能です。主な手法は次の2点です。

1. 設計3Dモデル・BIMデータを利用した施工図作成
2. 設計3Dモデル・BIMデータによる調達管理

1.設計3Dモデル・BIMデータを利用した施工図作成

3D・BIMモデルの施工図作成上の特筆される特徴としては、以下の３点です。

1. 設計3Dモデル・BIMデータは、立体でつくっているので、図面間の間違いが非常に少ない。
2. 設計3Dモデル・BIMデータは、原寸データ。
3. 画層管理で工事種目ごとに点滅可能

したがって、つぎの利用が可能です。

1. 原寸データ、図面間の間違いが非常に少ないため、設計図をそのまま施工図として利用。
2. 上の理由で、施工図の一部は作成を省略で可能。
3. 立体モデルで画層管理されているので、設計3Dモデル・BIMデータを利用し、各種工事種目ごとの作成も可能。

これにより、

• 施工会社の施工図作成作業は大幅に省略することができます。

2.設計3Dモデル・BIMデータによる調達管理

3D・BIM設計では、設計で作成した3D・BIMモデルに、数量・仕様情報が、含まれているため、工事進捗状況により、それぞれの部分の仕様・数量情報を確認することができます。従っって

1. 施工ブロックごとの調達の把握との効率化
2. 調達量・調達時期明確化による調達交渉の優位

などのメリットがあるのではないかと思います。