BIM3D設計innovationとは
実践BIM3D設計PC環境…PCと周辺機器システム構成

ワークステーションDell Precision T3400 Core2Duo + 20インチモニタ2台

コックピットで中心的作業をするワークステーション

一定程度ワークステーション性能と 20インチデュアルモニターは必須

現在実際に3D・BIM設計を基本設計から実施設計の全てのフェーズにわたり、使用していります。具体的には次のような作業が発生します。

  1. 3Dモデリング。
  2. 平面・断面等の図面抽出計算。
  3. 抽出図を元に2D図面の作成。
  4. 数量調書・設計見積書の作成。
  5. 3Dモデルを利用したCGの作成。
  6. 3Dモデルを利用したアニメーション作成。
  7. 宣伝広告のためのホームページ作成。

上の作業のほとんどをこのワークステーションで行っています。通常の作業では支障がないと考えています。ただし、いまだに計算に多くの時間がかかり、通常作業に支障をきたす、もしくは1台で同時に平行しての作業が難しいのは下の作業です。

  1. アニメーションのレンダリング。
    • 例として、HD画像(1280×720ピクセル)・860コマ・反射性素材が少ないもので2日。
  2. 反射性素材の多いレンダリング
    • 例として、1000平米程度で床壁天井が反射性素材のインテリア・1500×700ピクセルで8時間
  3. B-スプライインの厚さを有するモデル(3次元曲体の立体モデル)の平面・断面等の図面抽出計算
    • 例として、15,000㎡で10階建てで、試したところ1日

経験的に上の作業には、計算の長い時間が必要です。現在、計算にどの程度の時間がかかるかは、経験則によるしかないようです。私の経験上、上のような作業が、時間のかかる作業ではないかと考えています。

(2010.9)

■仕様概略■
中心的作業をするワークステーションの性能
  • DELL Precision T3400(詳細は- ->こちら
  • クアッドコア Intel Core2Duo E6850(12MB L2キャッシュ、3.00GHz)
  • 4GBデュアルチャネル PC2-5300 DDR2-SDRAM AMメモリ[667MHz ECC) 1GBx4
  • 160GB SATA 3.0Gb/s 7200rmp NCQ HDD
  • DVD±R/RW (DVD-R 2層書き込み対応)
  • nVIDIA Quadro FX 1700 512MB DDR2 (PCI-Express,DVI×2,D
  • DELL正規品 WindowsXP Professional Edition SP3[WindowsVista Business SP1 ダウングレード版] (プロダクトキーシール本体添付)

(2008年1月購入)

この仕様の決定は、Microstationの運用に長い間携わってきたシスプロのアドバイスを元に決定いたしました。上にあげた作業は、上のスペックで十分こなされていると思います。利用してみて私なりに仕様決定のポイントを挙げると下のようになります。

  1. CPU:現在の性能で満足しています。アニメーションやCGのレンダリングを考えるとより高性能のCPUが欲しくなるのですが、以下の点でこの程度が妥当と考えています。
    1. 作業全体の中の設定・データ入力時間の法が長く、長時間のレンダリングの機会は限られていること
    2. 高性能のCPUマシンを購入するイニシャルコスト
    3. 高性能のCPUマシンを利用している場合のランニングコスト・電気代。(CPUを100%利用しない設定・データ入力時間の電気代も馬鹿にならない。)
    4. レンダリングは、設定・データ入力・作図作業と平行して行われることがおおい。
    5. アニメーション作成のレンダリング場合は、数日に渡ることが多く、その間のCPUは100%回転しているため、平行して設定・データ入力等の通常の作業は不可能である。したがって、「アニメーション作成のレンダリング作業」と「定・データ入力等の通常の作業」をひとつのPCで行うのは現実的ではない。
  2. メモリ:今の程度で、満足している。今までの経験から、メモリが少ないと、立体画面の動きがスムーズでなかったり(ビデオカードの能力・CPUに関係もあるのでしょうが・・)、時にはフリーズとなります。CAD以外のソフトも同時に起動するとこれもフリーズになったり・・など、します。大きいには越したことがないのですが、今のところ支障ありません。
  3. ハードディスクドライブ:通常の作業では現状のままで満足です。アニメーション作成でもOKです。ただし、下のことも考慮すべきではと思います。
    1. アナグリフ式(赤青めがね)3Dビデオの場合は、レンダリングファイルサイズが膨大になるので注意です。
    2. データ保管の安全性を考えたRAIDの導入は、データファイル用サーバ(RAIDです)があるので、このマシンには入れていません。
  4. グラフィックカード:グラフィックカードはゲーム用のグラフィックカードでは物足りないようです。もう一台の中古Dell Precision T3400 Core2Quadで経験したのですが、ゲーム用グラフィックボードでは20インチモニターで見ると画像が荒い感じです。グラフィックカード自体の仕様の正確な定義が私には理解不要ですが、多少高価でも「 3DCAD・グラフィック作成・解析などデザイナー・エンジニア・科学者が専門アプリケーション 用」 を選択すべきだと思います。

(2010.9)

20インチデュアルモニター
  • モニタ /モニタ/2007FP(20inch)2台

直線を主とした通常の建物では、「平面・断面等の図面抽出計算」「数量調書・設計見積書の作成」「3Dモデルを利用したCGの作成」に、かつての様に数時間に及ぶ膨大時間をかけなくとも済むようになってきました。むしろ、ソフトの設定がより複雑となり、また、関連するソフトを同時に起動させながら家業することが多くなり、、作業効率性を高めるためには、PCのCPU性能より、デュアルモニタの方がよりより有効と考えれれます。また、最新のBentley microstationのCAD画面の操作アイコンレイアウトも、デュアルモニタもしくはワイドモニターを前提としたレイアウトとなっており、デュアルモニタもしくはワイドモニターは必須の様相です。

デュアルモニタもしくはワイドモニターのいずれがいいかは、悩むところですが、私は今のところ、少しでも画面の広いほうを選択したほうが良いのではないかと思います。CADのみを起動して操作する場合ははワイドモニターでもいいかと思いますが、Excel、エクスプローラー、xmlファイルなどを操作し足り、CADでも「数量調書・設計見積書の作成」などの場合は、いくつもの画面を操作しながら作業が必要となります。CAD画面の外にファイルを展開して見ながら、またはデータを操作しながらの作業もあります。したがって、モニターの価格と相談して、少しでも広いデュアルモニタが有利ではないかと考えています。(2010.9)

 

3D・BIM設計の場合、アプリケーションとマッチングするPCマシンのハードも重要ですが、操作の効率性を考えると、広い十分なモニターが、作業効率を格段に向上させます。3次元の図面は、同時に4面のアングルの図面モデルを見ながら操作することが必要ですし、数量情報をコントロールするための各種設定がいくつものウインドウの中でされます。17インチCRTから20インチCRT移行したときは、CPUの性能より画面の大きさが作業効率の向上に大きく影響することを痛感したものでした。モニタのワイド仕様も選択にありますが、縦の画面の解像度とコストパフォーマンスを考え、デュアルモニタとしました。(2009.11)

Precision T3500

高度な分析、エンジニアリングおよび設計環境に最適な、幅広いワークステーションクラスのアプリケーションの実行に、実証済みの信頼のパフォーマンスを兼ね備えたPC。

デル株式会社

2007FP

シルバーをベースとしたシャープな新デザインを採用。20インチ1,600×1,200(UXGA)大画面液晶モニタ

U2311H

23インチのIPSパネルだから、高画質と広視野角で作業効率UP!グラフィック業務だけでなく表計算ソフトをよくお使いになる方にも。


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スマホ、iPadに対応、Naviを修正。

レイアウト、動画・画像が、画面幅にパラメトリックに変化。のはずが・・修正完了。各ディバイスで見やすくなりました。2014.11.5

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